
こんにちは。
「ちゃ」と申します。
娘が3人います
言語聴覚士として働いています。
コミュニケーションについて沢山考えたいです。
子供達には英語を身につけて、世界中の人とコミュニケーションを楽しんでもらいたいです。
そのために、できる事を日々考えています。
少しでも背中を見てもらえるようにと、英検1級等を取得しました。
このDVDは英語の基本が詰まっています。
英語をあまり勉強した事が無い人でもわかる内容で、「My name is …. 」や「How do you do? 」等誰にも馴染みのあるフレーズがあり、英語に対して、耳慣れする為の導入として、あまり英語を知らない人にも簡単で、理解がしやすい内容です。
また、言葉を覚える基本として、人の名前の確認や挨拶、そして物の名前の確認やそれらには綴りがある事をこのDVDで勉強します。
子供達にとっても、簡単な様で、「あー、はいはい」という感じで、余裕しゃくしゃくで観ていました。
しかし、所々で中学校2年生の娘でも知らない単語があり、良い復習になっていたようです。
名前の確認
自己紹介する時のフレーズとして、「My name is ‥」というものがありますが、これは小学校6年生の娘でも知っていました。また、相手の名前を訊ねるフレーズは「What your name?」です。
これらに関しては、それほど付け加える事はありませんでした。

挨拶
「How do you do? 」は初対面の人同士での丁寧な挨拶の基本です。子供達も、馴染みがあるようで、解説の余地はありませんでした。
しかし、「Nice to meet you.」は「聞いた事があるが、あまり知らない」様な感じだったので、「『あなたに(you )会って(to meet)ナイス(nice)だ』という嬉しい気持ちを表す、初対面の人に言う挨拶」と解説をすると納得してくれていました。

物の名前
赤ちゃんが言葉を話し始める時は、「ママ」や「パパ」等から始まり、それから「ブーブー(車)」や「ワンワン(犬)」等身近な物の名前を覚えていきます。
子育てした事がある方は分かると思いますが、赤ちゃんは母語を習得する時、最初は非常にゆっくりとしたスピードで言葉を覚えていきます。しかし、少し経つと言葉を覚えるスピードが急速に上がります。大体、50語程単語を覚えてからの様です。
それは、すでに覚えた単語と関連付けた「推論」ができる様になるためです。
例えば、車が来たのを見て、「ブーブーが来たね。」と言われれば、「(すでに単語として知っている『ブーブー』が)『来た』という意味は、『来た』という言葉は『(車が)こっちに向かって走ってくる』事を表す」等と推論して、言葉を覚えていきます。
例えば、私達が、全く知らない日本のどこかに引っ越したとして、そこに住む人たちに「(車が来る様子を見て)車が向こうからモキ(これは私の勝手な造語です)よ」なんて言われたら、「『モキ』というのはここの方言で『来る』という意味か」等と推論しまうと思います。
赤ちゃんもこの様に日々推論を通して、言葉を獲得している事があります。そして、この様な事ができる為には、50語程の土台となる単語の獲得が必要と言われています。
このDVDでは物の名前も覚えさせてくれます。
子供達は、DVDを見ている時に「なるほどこの単語は英語でこういう風に言うんだ」等と意識はしていない様ですが、何回か聞いている(観ている)間に、「Flower」等の身近な単語を覚えてくれ、今後の英語学習の土台を築いてくれていると思います。

アルファベット
アルファベットは英語の基本という事を、疑う余地がありません。
簡単な所で言うと「C(スィー)」は日本語の50音の子音にはありません。この様な日本語では普段使わない子音がある事をアルファベットを練習する事だけで、感じ取る事ができます。
「Z(ズィー)」や「W(ダヴォリュー)」等も日本人が一般的に言うそれらと音が違い、DVDを通して、その音を聞く事で、それぞれの音がデフォルトとして、身に付いていきます。
少しずつですが、DVDを見せていたので、うちの子たちもこの辺は日本語に引っ張られずに、それぞれのアルファベットの音を覚えてくれています。

人称代名詞
「He」を日本語に訳すと「彼は」ですが、子供達が日本語で話をする時に「彼は‥」や「彼女は‥」等という言い方はせずに、「あの子は‥」等と言っています。あまり性別を区別しません。
性別を区別すると「男の子」と少し冗長気味になってしまいます。
しかし、英語であれば男(の子)は「He」、そして女の子は「She」と簡単に言い表す事ができます。アルファベットの様な基本的な事を明確にしてくれているので、今後の学習の基礎になってくれると思います。

単語の綴り
長女の友達の男の子と英語の事を話している時に、「花を英語でフラワーっていうのは分かるけど、どうして『furawa』と書かずに『flower』と書くの?覚えるのが面倒なのに。」と聞かれました。
その時、私は「日本語も似ていて、花を『はな』と書かずにわざわざ『花』って漢字で書いているよ。なんでだろう?」と聞き返しました。
そうすると、彼は「言葉が中国から来たからかな?」と言いました。
「英語もそれと似ていて、言葉は色々な所で使われ、色々な人が創ってきたから単純な基準で成り立たないのと違うかな?」と私が言うと納得してくれていました。
実を言うと、私も約40年前に英語を勉強し始めた時、同じような事を思っていました。
その為に、英語の勉強が嫌になった事を覚えています。
実際はアメリカ人等、英語を公用語としている人にも綴りは時に課題となり、外国人の私にアメリカ人が彼が描いた単語の綴りが正しいか確認してきた事があります。
漢字を思い出せない事がある私達と似ていますね。
このDVDを観てきた我が子達は、昔の私の様な、「なぜローマ字で書かないのか?面倒くさい!」なんて思いを抱かずに、英語の単語にはそれぞれに綴りがある事を自然な事として受け入れてくれているようです。

まとめ
英語での挨拶や簡単な物の名前、そして単語には綴りがある事をDVD1で学ぶ事ができました。子供達からすると「ハイハイ分かってるよ」ぐらいのものかもしれませんが、日本語には無い発音の確認や、イントネーション、そしてそれぞれの単語の綴りを無意識的に頭の中に沁み込ませることができたと思います。
またこれらの他、「what」を使った疑問文やYes/Noで答えるclosed question等、疑問文の基本も出てきて、英語を系統立てて勉強した事が無い、小学校6年生の娘でも、質問する時の基本的な表現方法として、なんとなく理解できたようです。
このDVDは導入部分なので、実質的には、真新しい事が少なく、「何かを得た」という感じを持ちにくいとは思いますが、前述したように日本語には無い発音やイントネーション、そして単語の綴り等、最初になんとなくでも気付いておくべきことが詰まっていると言えます。
子供達の英語学習の土台をこのDVDを見返した事で作れたと思います。
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