DVD2の見どころ
それぞれのDVDには「見どころ」があります。
特に、基本的で英語を学ぶのに基礎的な必要な要素を1~3のDVDは含んでいます。
このDVDもDVD1同様、英語を学ぶための基礎を押さえさせてくれます
第2文型
まず、「文型」とは主語(S)と述語(V)、目的語(O)、そして補語(C)の4要素からなる語順のルールの事です。(S=Subject、V=Verb、O=Object、C=Complement)
ざっくり言うと、英語の文章はこの4要素から成り立っています。(厳密には修飾語(M)という要素も入る事がありますが 文型の種類に影響はありません。)
これは英語だけでなく、多くの言語はこの要素で成り立っています。英語は基本的にS→V→Oの順番で、日本語はS→O→Vの順番で文章が成り立ちます。(詳しい文型の説明は英語の文法の「5文型」をご覧ください。)
私達が日本語を話したり、書いたりする時、この様な主語や述語の順番等を意識せずに使用する事が多く、その順番もあまり意識しません。しかし、英語を第二言語として学ぶ上でこの日本語と違う語順を認識する事は基本中の基本です。
この基本的な順番の違いをこのDVDの色々なフレーズに触れる中で、自然に身につける事ができます。
ここでは自己紹介や他人の紹介(「She is ~」等)を通して基本的な第2文型(SVC)を確実に身につけさせてくれます。
疑問文
疑問文にはYes/Noで答えるClosed Question(選択疑問文)と「だれ」、「いつ」「どこ」等を聞くOpen Question(自由回答疑問文)があります。
ここでは、Closed Questionと少しのOpen Questionに触れる事ができます。
特に、視聴している方も「どっちだろう?」と疑問に思う内容なので、DVDの疑問のセリフが気持ちと重なり、スムーズに頭に入ってきます。
色や形(形容詞)
上記したような基本的な文章は、主に名詞と動詞から成り立っています。実際、私達が人との関わりの中で生きる為に必要なのは、「名詞」と「動詞」が必要です。「私は遊びたい。(I want to play. )」や「彼女はトマトが好きではない。(She doesn’t like tomatoes. )」等と他人と生きるために何かを伝えるには名詞と動詞が必要です。物の形や色等はもしかすると必要が無いこともあるかも知れません。
しかし、私達のコミュニケーションやそれに関わる表現の中で、「どの様な(に)」を表してくれる「形容詞」の存在は彩を豊かにしてくれます。
ここではそんな形容詞の代表的な色と大きさや長さを表す基本的な英語を学べます。
位置(前置詞)
「前置詞」は日本語にはない品詞です。日本語は助詞の「~の」や「~へ」、「~に」等に近い役割を果たしてくれるものですが、英語の前置詞はもっと具体的な時空の位置や方向を表現する事を助けてくれるものです。
前置詞は名詞や代名詞の前について意味をつけ足してくれます。
意味を付けたし、メッセージを明確にする事を助けてくれるものですが、その前置詞を理解し、使いこなすには、それらの持つ意味のイメージを明確に理解する事です。
DVDを見る事で、前置詞の持つ位置の意味のイメージを明確にする事ができます。
方向(前置詞)
上記した様に前置詞は物が動いたりする方向も示します。
日本語では「日本に行く」の「に」と「机にある(1個の)りんご」の「に」は同じ助詞ですが、その意味は少し違います。
しかし、英語であれば「go to Japan」と「an apple on the desk」という様に同じ「に」の様な意味になる言葉でも、明確に違いがあり、メッセージに明確な違いを持たせてくれます。
この様に、位置と方向を明確にしてくれる前置詞のイメージがしっかり持てるように描かれています。
単語の綴り
DVD1同様、簡単な英語の綴りを確認するパートがあります。
基本的で身近な単語ですが、ローマ字綴りではない事で、英語として覚える必要ある単語です。それぞれの特徴を丁寧に確認してくれます。
単数と複数
日本語と違い、英語で名詞を使う時は、固有名詞でない限り、使う名詞が単数か複数かを明確に区別します。
ここでは基本的なところで、単数か複数かを区別する事を意識づける練習なので、1個(匹・本)かそれよりも多いかで語尾に「s」を付けるかどうかを確認します。
日本語だけを使用していると、気になりませんが、英語を話していると、表現されているものが単数か複数かを気にしている事に気が付く事があります。
前置詞同様、この辺りでも日本語よりももっと、情報を正確に伝える意図がある言葉だと思います。
まとめ
このDVDも引き続き、英語の基本的な内容を押さえた物です。中学校で英語を学んだ人であれば、物足りない部分も多いと思います。
しかし、基本的な疑問文の表現方法や、基本的な色や大きさ、位置や方向の言い表し方を学び、英語を学ぶ土台作りができる物になっていると思います。
発音もゆっくりで、クリアーなため、簡単で聞き慣れた単語を使った文章なので、多くの人にとって、聞き取りもしやすい物が多くなっています。
成人した人であれば、「簡単すぎる」という感想を抱く人も少なくはないでしょう。
しかし、日本語にはないため、忘れがちな複数形や前置詞の事の基礎をここでしっかり押さえる事は、基礎を固める意味でも、必要な事です。
前回のもの同様、このDVDでも基礎をしっかり固めてください。
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