言語の十大原則

今井とウォーフ コミュニケーション

言語聴覚士として言葉と向き合う様になってから、「言葉の大切さ」や「言葉の奥深さ」、言葉の認知、そして記憶への関りを遅ればせながら、少しずつ感じる事ができています。

特に、失語症の方や重度の自閉症、そして心身障がいを生まれながらにして負った人と接していると、それらの事を考えずにはいられません。

ただ、この様な思いに至るまでには長い時間がかかりました。

以前はあまり、言葉の重要性を感じず、「いやー、言葉より気持ち(感情)やでー。」などと思っていました。

これは以前にも「ウォーフ仮説の神髄」で書いた事ですが、言葉が気持ちを形作る面がある事は、丁寧に言葉と接する様になって、あらためて実感しています。

この様な気持ちになってから、もう少し丁寧に言葉と向き合ってみたいと思う様になりました。

そんな中、目にしたのが、「言語の十大原則」でした。「言語の本質」(今井むつみ・秋田喜美著、中公新書)の中で、この原則を整理されていたのですが、ここでは私なりに整理して、今後の考察の礎にしようと思います。

その大原則とは「コミュニケーション機能」「意味性」「超越性」「継承性」「習得可能性」「生産性」「経済性」「離散性」「恣意性」「二重性」です。

この本の中でも述べられていますが、「経済性」以外はチャールズ・F・ホケットが「言語の設計特(design features of languages)」で提唱した指標です。(「経済性」は機能主義的言語学(fonctionnalisme)者のアンドレ・マルティネ(André Martinet)が注目した観点です。)

この十大原則を整理します。

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1.コミュニケーション機能(communicative function)

言語は情報や意図を他者に伝えるための手段です。

これは最も基本的で、かつ最も実感しやすい機能です。たとえば、「痛みを訴える」、「助けを求める」、「感謝を伝える」、あるいは「冗談を言って場を和ませる」こうした行為の多くは、言葉を通じて行われます。

そして同時に、「伝える」ことは、単に情報をやり取りするだけではなく、「つながる」ことでもあるのだと気づかされます。言葉を交わすことで、私たちは相手の存在に触れ、自分の存在も確かめることができます。言語は、人と人とを結びつける道具であり、「共感」を育むための架け橋でもあるのです。

この「共感」は、たとえば親子のような生得的な絆(アタッチメント)に限らず、言葉を通じて築かれる人間らしいつながりの中にも生まれます。「沈黙に寄り添う相づち」、「何気ない冗談の共有」、「比喩を通じた理解」、あるいは「言葉を選び直すという配慮」そうした一つひとつのやりとりの中に、私たちは「わかり合いたい」という願いを込めているのかもしれません。

このように考えると、言語のコミュニケーション機能の本質は、「情報の伝達」というよりもむしろ、「他者と心を通わせること」すなわち「共感の実現」にあるのではないかと、私は思います。

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2.意味性(semanticity)

言語の単位(単語など)は、特定の意味を持つということです。

例えば、「クマ(熊)」という日本語の名詞は「熊」という概念(意味)に結びつきます。

この「意味性」は、言語が単なる音や記号の羅列ではなく、意味を伝えるための体系であることを示しています。たとえば、「ク・マ」という音の並びが、なぜ「森に住む大きな哺乳類」を指すのかは、社会的な合意によって決まっています。つまり、言語の単位と意味との結びつきは恣意的(arbitrary)でありながら、共有されているからこそ、私たちは互いに理解し合えるのです。

また、「意味性」は、言語が抽象的な概念や目に見えないものにも適用できるという点でも重要です。たとえば、「自由」や「愛」といった言葉も、それぞれの文化や文脈の中で特定の意味を持ちます。これにより、私たちは具体的なモノだけでなく、感情や思想、仮想の存在にまで言及することが可能になります。

さらに、意味性は語彙の学習や語用論的な理解にも深く関わっています。子どもが言葉を覚えるとき、「音」と「意味」の対応関係を繰り返し聞いたり、使ったりする中で学んでいきます。これは、言葉を話す力が単なる模倣ではなく、意味を理解し、使いこなす能力であることを示しています。

このように、意味性とは、言語の単位が特定の意味と結びついているという性質ですが、その「意味」は単に辞書的な定義にとどまりません。私たちが言葉を理解する際には、スキーマ(schema)と呼ばれる、過去の経験や知識に基づいた認知的な枠組みが大きな役割を果たしています。

例えば、「クマ」という言葉を聞いたとき、ある人は「森の中で出会った怖い動物」を思い浮かべるかもしれませんし、獣(クマ)の匂いまで感じる人もいるかも知れません。また、別の人は「ぬいぐるみ」や「キャラクター」を思い浮かべるかもしれません。これは、それぞれの人が持つスキーマ(認知的枠組み)が異なるためです。つまり、言語の意味は、単に音と意味の対応だけでなく、聞き手のスキーマによっても形作られるのです。

この視点から見ると、「意味性」は固定されたものではなく、文脈や経験に応じて柔軟に変化する動的な性質を持っていることがわかります。言葉は、私たちの記憶や文化、感情と結びつきながら、常に再解釈され、再構築されていきます。それはまるで、森の中を自由に歩き回るクマのように、意味もまた、私たちの心の中を自在に駆け巡っているのかもしれません。

3.超越性(displacement)

現在ここにないもの、過去や未来、仮想の事柄についても言語で表現できるということです。
つまり、言語は時空を超えて物事を語る事ができます。

これは言語を単なる「今・ここ」の伝達手段から、想像力や記憶、計画といった高度な認知活動の道具へと押し上げてくれます。たとえば、私たちは「明日の天気が晴れだったらピクニックに行こう」と話すことができます。これは、まだ起きていない未来の出来事を仮定し、それに基づいて行動を計画しているわけです。

また、「もしあのとき別の道を選んでいたら…」というような反実仮想(counterfactual)も、超越性の一例です。現実には存在しないできごとを、あたかも起こりうるかのように語ることができるのは、言語が現実を超えて思考を展開するための足場になっているからです。

この能力は、物語を語ることや歴史を記録すること、さらには未来を予測し、計画を立てることを可能にします。つまり、言語の超越性は、私たちが「今ここ」だけでなく、「かつて」や「これから」、さらには「もしも」の世界にまで思考を広げることを可能にし、人間の文化や文明の発展を支えてきた根幹的な力なのです。

そしてここでも、先ほどの「スキーマ」が再び顔を出します。私たちが過去を語るとき、未来を想像するとき、あるいは空想の物語を紡ぐとき、そこには必ず自分の経験や知識に基づいたスキーマが働いています。言語は、スキーマというレンズを通して、時空を超えた世界を描き出すキャンバスのようなものなのかもしれません。

以前に、「生きる意味はあるんかな?」でも書いた事ですが、私達のこの社会が今の様に少しずつ発展して、住みやすい場所になっているのは、私達の先人から受け取ったメッセージを私たちなりに咀嚼(理解)して、栄養に替えているからです。これはこの言語の超越性によるものに他なりません。

4.継承性(cultural transmission)

言語は遺伝ではなく、社会的・文化的に学習され、受け継がれるということです。

この継承性は、言語が単なる音声や文法の集まりではなく、文化・価値観・世界観を内包した生きた知識体系であることを示しています。

赤ちゃんは、生まれた瞬間から特定の言語を「話す能力」を持っているわけではありません。周囲の人々の語りかけやふるまいを通して、言葉とともに文化的な意味や社会的なルールを学んでいくのです。

例えば、「いただきます」や「ごちそうさま」という言葉には、単なる挨拶以上の意味が込められています。それは例えば、「食事に対する感謝」や「命への敬意」、そして「食卓を囲むという文化的な営み」などです。こうした言葉を通して、私たちは言語とともに文化の価値観を受け継いでいるのです。

また、継承性は言語の多様性とも深く関係しています。世界には数千の言語が存在し、それぞれが独自の表現や概念を持っています。これは、言語が人間の生物学的な能力ではなく、文化的な環境によって形作られることを物語っています。

そして、ここでも「スキーマ」が重要な役割を果たします。言語を学ぶとは、単に語彙や文法を覚えることではなく、その言語が前提としている世界の見方=スキーマを共有することでもあります。だからこそ、言語を学ぶことは、他者の視点や文化に触れることでもあり、私たちの認知の枠組みを広げてくれるのです。

言語は「生まれつきの能力」ではなく、文化の中で受け継がれ、育まれるものという事に他なりません。

5.習得可能性(learnability)

言語は、子どもが自然に習得できるような構造を備えています。これが「習得可能性」と呼ばれる言語の性質です。つまり、言語は生まれつき話せるものではありませんが、人間の子どもが、周囲の言語環境に触れるだけで、特別な指導を受けなくても母語を獲得できるような性質があるのです。

この性質は、言語が単なる記号の集まりではなく、人間の認知と深く結びついた体系であることを示しています。

子どもたちは、日々のやりとりの中で、音のパターンや語順、意味の使い分けを自ら発見し、自分なりのルールを構築しながら言語を身につけていきます。これは、模倣だけでは説明できない、極めて能動的なプロセスです。

このプロセスを支える性質を言語が備えているという事です。

6.生産性(productivity)

言語は、限られた語彙と文法から、無限の文を生成できます。

これは、言葉が単なる単語の寄せ集めではなく、創造的な道具であることを意味しています。

例えば、私たちは一度も聞いたことのない文を、文法のルールに従って即座に理解したり、自分で作ったりできます。 「昨日、空飛ぶたこ焼きが公園で踊っていた」というような奇妙な文でさえ、意味を組み立てることができるのは、語彙と文法の組み合わせが柔軟で、構造的に開かれているからです。

この生産性こそが、言語を単なる伝達手段ではなく、思考の拡張装置にしています。 子どもが新しい語を覚えるたびに、それを使って新しい文を作り出せるのは、まさにこの原則が働いているという事です。

7.経済性(economy)

言語は必要最小限の手段で最大限の意味を伝えるようにできています。

これは言語が「できるだけ少ない手段で、できるだけ多くの意味を伝える」ように働く性質を指しています。たとえば、日常会話では文法的に完全な文を使わなくても、文脈や共有知識のおかげで意味が通じることが多いのです。

例えば:

  • 「お茶、いる?」→ 本来なら「お茶が欲しいですか?」だけど、短くても意味は通じます。
  • 「明日、雨。」→ 「明日は雨が降るらしいよ」という情報を、たった3語で伝えてます。

この他、多義性という形でも経済性の側面が現れます。

どの言語にも、複数の関連する意味を持つ語があります。

例えば、「下がる」です。

体温が低くなっても、「熱が下がる」と言いますし、何かの高さが低い所に移動しても、「下がる」と言います。また、電車がホームに侵入する時は、「白線より下がってお待ちください」なんていう言い方もします。同じ単語でも、意味する事が違います。

この他、英語であれば、私は「strong」を思いつきます。「力が強い男」であれば、「strong man」と言い、「濃いコーヒー」でも同じ単語を使い、「strong coffee」と言います。

これは、話し手も聞き手も「無駄を省いて効率よくやりとりしたい」という自然な欲求に基づいてるのです。まるで、最短ルートで山を越える獣道みたいなものですね。

なぜこのような経済性が必要かというと、私達が他者とコミュニケーションを取る時、言葉にできるだけ多くの情報を含ませた方が情報伝達の効率が良く、価値があります。しかし、もし多くの情報を含ませようとすると、多くの共通言語となる言葉を創り出し、覚えていく必要があります。ただ、その様にしてしまえば、覚える事が多くなり、みんなにとって言葉を習得する事が大変になります。この様な理由で、経済性があるとされます。

8.離散性(discreteness)

数学から言語学に持ち込まれた概念だそうです。

表現が連続的でないという特徴で、アナログではなくデジタルだという事です。

例えば、色は全てが連続的につながっていますが、黄色と緑は言葉の上では全く違う色です。黄色から徐々に緑っぽい色になっていき、黄緑を経て緑になります。このグラデュエーションは連続的に起こります。実際はどの色までは黄色でどの色までは黄緑でどの色から緑かは実際ははっきりしていません。

しかし、言葉では黄色と緑にはっきり区切りをつけていて、それぞれが全く違う色として、区別されています。

文法にもその様な要素があります。

時間の経過は連続的ですが、文法上でしっかり時間に区切りを付けます。

例えば英語では、「現在」、「過去」、そして「未来」とはっきり動詞等で区別します。しかし、実際は今からどの瞬間までが未来か、どの瞬間までが過去だったかははっきりしません。言葉の上では文法ではっきりと区別して表現しますが、言葉で区切るような線は実際に流れている時間では引く事ができません。

言語は、この様に実世界にある色々な事に対して、線引きをして区切り、物事を分けて考えられるようにしてくれます。

9.恣意性(arbitrariness)

言語の形(音や文字)と意味の関係は、必ずしも自然な対応ではない。

例えば、「犬」という音の並びが、なぜあの四足歩行の動物を指すのかに、自然法則的な必然性はありません。英語では「dog」、フランス語では「chien」、中国語では「狗(gǒu)」と、言語によってまったく異なる音が使われています。これは、言語の記号が「恣意的」に決められていることを示しています。

この恣意性は、言語が社会的な合意によって成り立っていることを意味します。つまり、ある音や文字列が特定の意味を持つのは、それを使う共同体の中で「そういうものだ」と共有されているからにすぎません。

一見すると、恣意的であることは不便に思えるかもしれませんが、実はこの性質こそが言語の柔軟性と多様性を支えているのです。自然な対応に縛られないからこそ、私たちは新しい概念に新しい名前を与えたり、比喩やユーモアを使って意味を拡張したりすることができます。

例えば、「心が折れる」という表現は、実際に心という器官が物理的に折れるわけではありませんが、「恣意的な比喩」として、感情の状態を的確に伝える力を持っています。これは、言語が単なる記号の集合ではなく、文化的・感情的な意味を柔軟に織り込むことができる道具であることを示しています。

また、恣意性は言語習得にも影響を与えます。子どもたちは、音と意味の結びつきが自然なものではないことを前提に、繰り返しの中でその対応関係を学んでいきます。これは、言語が「学ばれるもの」であること、そしてその学習が文化的文脈の中で行われることを裏付けています。

言い換えれば、恣意性とは「自由さ」であり、「創造性の余地」でもあるのです。言葉は自然界の法則に縛られず、私たちの想像力と文化の中で、自在に意味をまとい、変化し続ける存在なのです。

ただ、ここまで「言葉は恣意的で音や文字と意味のつながりはない」と言い切ってしまいましたが、完全に無関係とは言い切れない部分もあるようです。

例えば、世界中の言葉を見渡しても、日本語の「おおきい」の様に、「大きい」を表す言葉には「お」や「あ」のような口を大きく開く母音が使われやすいようです。(「大きい」を英語はlarge・ラージ、フランス語はgrand・グラン、ハンガリー語はnagy・ナーヂと言います)

そして、「小さい」を表す言葉には日本語の「ちいさい」の様に口を少しだけ開けて発音する母音の「い」が含まれている事が多いようです。(「小さい」を英語はtiny・タイニー、フランス語はpetit・プティ、ハンガリー語はkicsi・キヅィ)

10.二重性(duality of patterning)

意味を持たない音の組み合わせ(音素)から意味のある単語が構成されます。

言語は、音や文字といった「意味を持たない単位(第一のレベル)」と、それらを組み合わせて意味を生み出す「意味を持つ単位(第二のレベル)」という、二つの層から成り立っています。これが「二重性(duality)」と呼ばれる言語の特徴です。

例えば、「ねこ(猫)」という言葉を考えてみましょう。この語は「ね」「こ」という音素(phoneme)に分解できますが、それぞれの音自体には意味がありません。しかし、それらが特定の順序で組み合わさることで、「猫」という意味を持つ語(morpheme)になります。

このように、意味を持たない最小単位が、組み合わさることで意味を持つ単位を形成するという構造は、言語の効率性と柔軟性を支える重要な仕組みです。

この二重性のおかげで、限られた数の音素や文字から、膨大な語彙や表現を生み出すことが可能になります。つまり、言語の「生産性(productivity)」や「経済性(economy)」とも密接に関係しているのです。

また、二重性は言語の学習や発達にも深く関わっています。子どもたちはまず音のパターンを聞き分ける力を育て、その後に語彙や文法を身につけていきます。この段階的な習得プロセスは、言語が二重構造を持っているからこそ可能なのです。

さらに、二重性は言語の創造性にもつながります。たとえば、音を少し変えるだけで意味が変わる「語呂合わせ」や「ダジャレ」は、この構造を巧みに利用した表現です。言葉遊びの面白さも、こうした言語の仕組みに支えられています。

『言語の本質』の「言語の十大特性」とホケットの「設計特徴」のまとめ

『言語の本質』の十大原則Hockettの設計特徴との対応詳細
1. コミュニケーション機能Vocal-auditory channel / Broadcast transmission / Specialization言語が意図的な情報伝達の手段
2. 意味性Semanticity言語の単位が意味を持つこと
3. 超越性Displacement現在・ここにない事象を表現できる。
4. 継承性Cultural transmission(またはTraditional transmission)言語は社会的に学習される。
5. 習得可能性Learnability言語は教えられ、学ばれる。
6. 生産性Productivity無限の文を生成できる。
7. 経済性明示的な対応なしHockettには明示されていない。機能主義的言語学者のアンドレ・マルティネ(André Martinet)が注目した観点。
8. 離散性Discreteness言語は明確に区切られた単位で構成される。
9. 恣意性Arbitrariness形と意味の関係は無く、恣意的。
10. 二重性Duality of patterning意味のある単位(語)は、意味のない単位(音素)から成る。

「言語の本質」にある言語の十大原則は「コミュニケーション機能」にHockettの複数の特徴(音声チャネル・全方向性など)を統合した形で表現されています。

言語の十大原則整理して改めて

この様に言語の原則を捉え直しておくと、コミュニケーションを考える上で、軸になる物を前提として、「言葉」に関われる気がします。

その様な軸を持つ事の利点を挙げておきます。

1. 言語の本質を見抜く力がつく

例えば、「恣意性」や「離散性」を知っていると、「なぜ“犬”という音があの動物を指すのか?」という問いに対して、「それは偶然の産物で、音と意味の結びつきは必然じゃない」と説明できたり、「その単語(文法)はどこまでの範囲の事を指しているのか」という事を深く考える事ができます。言語を「当たり前」ではなく、「(人の間で)選ばれた仕組み」として見られるようになります。

2. 言語教育や学習の理解が深まる

「習得可能性」や「継承性」を知っている事で、「子どもがどうやって言葉を覚えるのか」、「外国語学習がなぜ難しいのか」、そして「どんなアプローチが効果的か」を考えるヒントになります。

3. 言語の比較や分析がしやすくなる

例えば、「生産性」や「二重性」の観点から、日本語と英語の文法構造を比べたり、人工言語(エスペラントやプログラミング言語)との違いを考えたりできます。

4. 言語に対する批判的思考が育つ

「意味性」や「超越性」を通して、言葉が現実をどう切り取っているか、あるいはどう歪めているかを見抜く力がつきます。これはメディア・リテラシーや教育にも関わる視点です。

5. 言語の多様性や文化的背景への理解が深まる

「継承性」や「恣意性」を知ると、なぜ世界にはこんなに多くの言語があるのか、なぜ方言やスラングが生まれるのか、という視点を持つ事ができます。言語を通じて文化を理解する力を育てる事ができます。

「言語の十大原則」は、言語をただのコミュニケーションの道具としてだけではなく精巧な「人間の思考や文化を映す鏡」として捉える事を私達に気づかせてくれます。

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