手放さないで!DWE(ディズニー英語システム)その6

英語

DVD4の見どころ

 DVD1~3は英語でも基礎的で、家の中での生活に関する身近な言葉や表現を中心に学びました。このDVDからは一歩踏み出し、外でのレクリエーションを中心に、発達の認知段階に沿って、少し進んだ文法や表現方法を学んでいきます。

特に幼児は時間に対しての認識が曖昧です。時計を見て時間の概念が育まれるのは、4歳頃からだと言われています。このDVDでは、この時間の概念の発達に沿って、「今起こっている事」や「これから起きようとしている事」等を中心に英語で学びます。

また、ちょうどこの頃から私達は左右の認識も発達させます。この英語での左右の表現方法もこのDVDで学習します。

現在進行形

 進行形には「現在進行形」をはじめ、「過去進行形」や「現在完了進行形」等色々ありますが、ここでは進行形の基本となる「現在進行形」について学びます。

現在進行形とは今、進行している最中の事柄を表現するものです。日本語に訳すと、「(今)~しています。」という風になるものです。

今、この瞬間に起こっている事を表現するもので、現在形と混同されがちです。(現在形が表すのは、「習慣的行為」や「状態」、「一般的な事象」や「社会通念」等です。)

現在進行形は「be動詞+動詞の-ing形」で表します。(「進行形」の詳しい解説は英語の文法をご覧ください)

この表現方法を使用する事で、表現に臨場感を持たせることができます。

未来形

 今から繋がる予想できる未来を表現する仕方として「be going to」を使った表現方法を学びます。

例えば、竿などの釣り道具を担いだ人を見て「He is going to fish. (彼は魚を釣りに行きます。)」という表現に触れたり、「She is going to put the basket in the car. (彼女はバスケットを車に積もうとしています。)」という表現を学んで、これからする事の表現方法を学びます。

動名詞

進行形と同じ様に動名詞は動詞に「ing」を付ける事で、その単語に名詞の性質を持たせるものです。

元々、動詞として意味がある単語を名詞に替える意味が大きく変わる事は少なく、「~する事」という風に訳す事ができる事が多いです。

元々動詞ですが、名詞になるので、主語や目的語になります。

ここでは、例えば「He goes fishing. (彼は魚釣りにいきます。)」という様に、「fish(魚釣りをする)」に「ing」を付けて、目的語にしています。

前置詞

 ピクニックへ行く道のりで、丘を上がったり、トンネルを抜けたり、そして川沿いを走ったりする事を通して、「up」や「through」、そして「along」等の前置詞を使った表現を学ぶ事ができます。

前置詞は日本語には無い品詞ですが、これを使う事によって、コミュニケーションの受け手は一層、その状況をイメージしやすくなります。

そういう意味では、英語の方が日本語より、メッセージの受け手にとって、優しい言語と言えるかもしれません。

「FULL」と「EMPTY」

「満タン」という意味の「full」という単語と「空っぽ」という意味の「empty」を対比的に色々な形で表現されています。色々な表現方法で繰り返し見聞きする事でその概念と言葉を明確に理解し、覚える事ができます。

「RIGHT」と「LEFT」

子供にとって、左右の概念が理解できるのが4~5歳ごろだと言われています。このDVDでは、私達もその方向等を意識する、道順を考える時の左右の方向と、利き手を意識し始めた時に意識する手を使った表現でそれらを学習します。

まとめ

子供の発達に合わせて、空間や時間の認知に沿った英語の学習ができる様になっています。

日本語を自然に話す事ができる様になった私達は、物の位置や時間の経過の感覚を明確に言葉で表現するための使い方などを意識はしていません。一方、英語では動詞の形や使用する前置詞によって、端的に、そして明確に表現する事ができます。

イメージと合わせて表現方法を学ぶ事が、言語の獲得には欠く事のできない要素です。このDVDでは、英語の端的で効率的な、そして基本的な要素をきちんと獲得させてくれます。

これらの事を主眼にこのDVDを観て、英語学習の基礎にしていただいたら良いと思います。

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