子供に「英語の勉強が得意」と思ってもらうために

コミュニケーション

英語が得意になって欲しい

 現代社会で、子供を育てる親として、「子供に英語を勉強させたい」、「子供が英語をしゃべる事ができる様になったら嬉しい」と思う親は、多いのではないでしょうか。私自身も3人の子供を育てる親として、多少なりともそのように思っています。

では、どのようにすれば進んで英語の勉強に取り組んでくれるのか考えました。これは、私自身の経験に基づくものだけで、学術的に調べられたものでもありませんが、汎用性はあると思っています。

興味を引く

 やはり、まず最初にするべきなのは、子供の英語に対しての興味を引く事です。

少なくとも、「今、お母さんと話しているこの言葉(日本語)以外の言葉で話している人たちがいる」事を、子供に分かってもらう必要があります。小学生にもなれば、その様に理解しているとは思いますが、ここで言いたい事は、世界の広さを想像すらしていない、就学前の小さい子供に対してです。

小学生にもなれば、改めてその様な事を意識する必要はありませんが、就学前の若いうちに、言葉で世界の広さを意識する事は、コミュニケーションの多様性を意識し、発音をはじめとする、私達の日本語だけでは想像できない世界を感じてもらう事ができます。

特に、英語には日本語にはない発音やイントネーションがあるため、英語(の発音)に早くから接していた人の英語の聞き取りや発音は、そうでない人のそれらよりも、体系的に英語を勉強し始める時に明確な差がすでにある事をよく目にします。

「興味を引く」という事は、英語を学ぶ事に対してだけではなく、発音を含めた日本や日本語にない世界に対して、目を向けるという事です。

慣れる

 「慣れる」とは、英語に触れる時、無駄な緊張をせず、平常心でいることができる状態にする事です。

私は英語がある程度分かるようになるまで、英語の文章を読んだり(聴いたり)する時に、「さあ、今から読んでも(聴いても)分からない可能性があるものを理解しなければ、いけないぞ!」と普段より緊張して読んだり(聴いたり)していました。

こんな状態で英語を読むと(聴くと)、少しでも知らない単語やフレーズが出てくると、そこで思考が停止して、その後の文章や話が頭に入ってこない事がありました。

日本語で書かれた新聞を読むと、難しい単語が出てくることがあります。例えば民法等の(私にとって)あまり親しみの無い話以外のゴシップに近い事件の話になると、いちいち知らない単語が話の中で使われても、その知らない単語に捉われて、全体の話が頭に入ってこなくなる事はあまりありません。

むしろ、そんな時に使われた、新たに触れる事になった単語の意味を、文脈で想像して理解し、自分が使うボキャブラリーとして、新たに加わる事があります。

知らない事に対してのこの様な柔軟な対応は、緊張した精神状態であれば、できる可能性がある時でも、できなくなったりしてしまいます。

この様に、全体の文脈を捉える上でも、知らない単語の意味を文脈から想像する上でも、「緊張は大敵」だと容易に想像できます。

 言葉は何かを伝える道具の様なものですが、それだけではなく、色々な物事を想像するきっかけを与えてくれるものでもあります。その様な、道具は柔軟な気持ちが無いと、容易に利用する事ができないのは想像できると思います。

親の背中を見せる

 よく勉強ができる人で、「『親に勉強しろ』と言われたから、やっている」と言う人に会った事がありません。

他の記事でも書いた、随分前の話で、有名大学の医学部に合格した青年から聞いた、「帰宅後の医者である父親が、毎日書斎で論文の執筆や読書をするのを見て育った」という発言は、この「親の背を見せる」事に通じると思います。

英語を子供が能動的に勉強するために、それを見守る親も英語を勉強したり、普段から使用している姿を見せる事が一番の動機付けになるとます。また、少なくとも子供だけではなく、親も一緒に勉強する姿勢が大切だと思います。

とにかく続ける

 英語の勉強に限った話ではありませんが、「続ける(継続する)」事が何かをマスターする方法の

根幹だと思っています。筋トレなんかも同じで、色々な方法論は存在しますが、「とにかく続ける」事が唯一の獲得方法である事は実践した事がある人であれば、誰もが感じている事実だと思います。

極端な話、「やり方」は二の次で、断続的でもいいので、どんな事でも続ける事が色々な事を獲得する秘訣です。

ホリエモンこと堀江貴文氏が、「ビジネスを成功させるには、情熱なんかよりも『しつこさ』が大切」と言っていた事をYou Tubeで観た(聴いた)事があります。英語等の語学学習も同じです。

受験勉強やスポーツでも同じで、「やり続ける」しかないのですが、英語を獲得する方法は他の事に比べて多様な方法があります。

「英語の勉強」と聞くと、参考書などの本を読む事や、英会話教室に通う事が代表的な方法かも知れませんが、それ以外にも英語で映画を観たり、英語を話す友達を作り話す事もその方法になります。英語の歌謡曲を聞くのもその1つになり得ます。(歌で勉強する英語)

どんな事でも、とにかく続ける事が大切です。上記の様に、方法が沢山ある英語の学習はどのような形であれ、続けるだけで、色々な形で積み重なっていくもので、積み重なったものは、後に色々な形で生きてくると思います。

まとめ

 英語に限らず、色々な物事に親しむ入り口に立ってもらうために、「興味を引く」事、興味を持ったものに「慣れる」事、子供が真似をしてほしい姿の「親の背中を見せる」事、そしてどんな形であれ、「とにかく続ける」事が様々な事に得意になる秘訣です。

特に英語は、興味を持ち、慣れ、持続させる方法が沢山あると思います。また、親が一緒にその勉強をするメリットも(人によって色々ですが)現代社会に生きる上で、沢山あります。

我が家の長女が、今春に高校に入学しました。その娘が成長する傍らで、私自身が細々と英語の勉強を続け、ワールドファミリーと言われるディズニーキャラクターが沢山出てくるDVDを基本とした教材を嫌にならない程度に見せてきました。

その様な娘は中学2年生の時に英検3級に合格できる程度の学力をつけてくれ、「得意」とまでは言えないにしても、「英語はどちらかと言えば『好き』」と言えるぐらいの学力をつけてくれています。

 また、そんな娘には2人の妹がいます。上記の事を踏まえて、その下の娘2人には、もう少し系統立てて、ワールドファミリーを使った英語学習を促進させたいと思っています。

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