歌で勉強する英語

英語の歌を聴いていて、自然に覚えたりする中で、「このフレーズ実際の会話でも使えるやん。」とか「へー、こんな言い方もあるんや」とか「この単語ってこんな意味なんや」なんて思う事があります。

普段、娘たちが何かの歌を歌いながら、遊んでいる事があり、楽しく遊ぶ感覚で歌い、ついでに英語を勉強できる事もあると思います。

楽しく歌を歌い、それで英語が好きになれば、この上ないと思ったので、英語の勉強になりそうな歌をまとめ、解説をしてみます。

できるだけ、詳しく説明したいのですが、主な単語の意味は歌詞の右横の和訳があるため、割愛します。

投稿ページにも載せましたが、(思っているのは私だけかもしれませんが)万人の耳にやさしく、きれいな発音で、文法的にも勉強になりそうなフレーズを含む歌を歌っておられた「カーペンターズ」の名曲がリラックスして楽しみながする勉強に最適だと思っています。

先ずは、私が1番好きな曲から。この曲を聴いてから、カーペンターズが好きになりました。

Top of the World

作詞:John Bettis(ジョン・ベティス)
作曲:Richard Carpenter(リチャード・カーペンター)

Such a feeling’s (1) coming over me
There is wonder in ‘most everything I see (2)
Not a cloud in the sky, got the sun in my eyes
And I won’t be surprised if it’s a dream (3)
 
Everything I want the world to be
Is now coming true especially for me
(4)
And the reason is clear, it’s because you are here
You’re the nearest thing to heaven (5) that I’ve seen
 
I’m on the top of the world
Looking down on (6) creation
And the only (7) explanation I can find
Is the love that I’ve found
Ever since you’ve been around
Your love’s put me (8) at the top of the world
 
Something in the wind has learned my name (9)
And it’s telling me that things are not the same (10)
In the leaves on the trees, and the touch of the breeze
There’s a pleasing sense of happiness for me
 
There is only one wish (11) on my mind
When this day is through I hope (11) that I will find
That tomorrow will be, just the same for you and me
All I need will be mine if you are here
 
I’m on the top of the world
Looking down on creation
And the only explanation I can find
Is the love that I’ve found
Ever since you’ve been around
Your love’s put me at the top of the world
 
I’m on the top of the world
Looking down on creation
And the only explanation I can find
Is the love that I’ve found
Ever since you’ve been around
Your love’s put me at the top of the world
こんな感情が私を満たしていく
目に見える全てのものが驚きに満ち溢れている
空に雲はなく、目には太陽
これが夢だとしても私は全然驚かない

特に私にとって世界は
全て理想通りになってきてる
理由は明らかで、それはあなたがここにいるから
あなたは今まで見たものの中で一番天国に近い存在


私は今 世界の頂上にいて
世界を見下ろしている
私が見つけた唯一の理由は
私が見つけた「愛」
あなたがそばに来て以来
あなたの愛は世界の頂上に連れきてくれている

風の中の何かが私の名前を知った
そしてそれは「全て同じではない」と教えてくる

木の葉やそよ風の感触

私には幸せの感覚を感じられる

私の心にある願いはひとつだけ
今日という日が終わるとき

あなたと私にとって明日が今日と同じであるよう願う

あなたがいれば必要なものは全て私のものになる

私は今 世界の頂上にいて
世界を見下ろしている
私が見つけた唯一の理由は
私が見つけた「愛」
あなたがそばに来て以来
あなたの愛は世界の頂上に連れきてくれている

私は今 世界の頂上にいて
世界を見下ろしている
私が見つけた唯一の理由は
私が見つけた「愛」
あなたがそばに来て以来
あなたの愛は世界の頂上に連れきてくれている

解説

(1)「such」は「その様な」、「ある種の」、「とても~な」という意味で、この後に続く名詞を修飾する形容詞としてこの様に使われる場合、特定の種類や性質を持つ事や強調を意味します。語順は「such a/an +名詞」となります。
ex. She has such a beautiful mind. (彼女はとても美しい心を持っている。)
*such …that~(…だから~だ)という構文もあり、「Such a feeling’s coming over me (that) there is wonder in ‘most everything I see」と「that」が隠れていると考え、「とても素晴らしい気持ちに満ち溢れているので、目に見える全てのものが驚きに満ち溢れている」と訳す事もできます。(2)「everything I see」は関係代名詞が省略されている形で、「everything that I see」という関係代名詞の「that」が省略されています。(関係代名詞の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)
ex. This is a pen that I bought yesterday. (これは私が昨日買ったペンです。)
     ⇩ 省略すると…
  This is a pen I bought yesterday.
(3)「 I won’t be surprised if it’s a dream 」は仮定法で、確かな未来に対しての仮定です。
ex. If it snows tomorrow, I will go skiing. (もし、明日雪が減れば、私はスキーに行きます。)という様に確かな事伝える事になります。
     ⇩これが不確かな事を言う場合は…
  If it snows tomorrow, I would go skiing. (もし、明日雪が減れば、私はスキーに行くかもしれません。)という様になります。
ちなみに、この文章を的確に表現すると「 I won’t be surprised, even if it’s a dream. 」「even」が入ります。 (仮定法の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)
(4)「Everything I want the world to be Is now coming true especially for me」は2つの文様になっていますが、これは歌の歌詞である為で、「Is」の「I」は本来小文字の「i」で良く、上下に文(節)に分かれているこの文は1つの文です。「everything I want the world to be」は「世界に望む全ての事」という風に訳す事のできる名詞節です。
 また「Everything I want」のような言い方はよくあり、主語や述語が色々変わります。
ex. Everything she see or hear was strange to her. (見る物、聞く事全て彼女にとって奇妙だった。)
 あと、「coming true」の「come true」は「現実になる」とか「本当になる」という意味の熟語で、歌手グループの「Dreams come true」の元になっています。
 ちなみにもう1つ、この歌詞で押さえておきたい基本的な事として挙げられるのが「the」です。この定冠詞の「the」の用法は色々ありますが、この場合は、世界で1つだけのものを指す場合に付く「the」です 。その為、この世に1つしかないと思われるものには「the」が付きます。
ex. the sun (太陽)、the moon(月)(冠詞の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)
(5)「the nearest thing to heaven」は直訳すると「天国に一番近い物」となる、最上級の表現です。(最上級の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)
(6)「look down on」は「見おろす」という熟語です。
ex. From there, we can look down on the village. (そこからその村を見下ろす事ができます。)
*この他、「見下す、軽蔑する」という意味でも良く使われます。
ex. Don’t look down on others. ( 他人を見下してはいけません。)
(7)「the only」の様に「the」に続く名詞が母音から始まる場合は「ザ(実際は少し違い「ダ」と「ザ」の間の様な音で発音します)」ではなく「ジ(実際は「ディ」と「ジ」の間の様な発音をします)」と発音します。
この(6)と(7)を含めるこのフレーズ「I’m on the top of the world looking down on creation and the only explanation I can find is the love that I’ve found ever since you’ve been around(私は今 世界の頂上にいて世界を見下ろしています。そして、私が見つけた唯一の理由はあなたがそばに来てから私が見つけた「愛」です。)」は1つの文章になるといえます。
また、「ever since」は「~からずっと」という継続的な意味を表す熟語です。
(8)「Your love’s put me」は「your love has put me」の略で現在完了形で、日本語では過去形等と明確に分かれていない文法で、「have(has)+過去分詞形の動詞」で表されます。
(9)「Something in the wind has learned my name」の「have(has) learned]も現在完了形です。(現在完了形の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)
(10)「same」にはほぼ必ず冠詞の「the」が付くと考えていいです。「same」に「the」が付く理由は何かが「同じ」という意味を表す時、その「何か」が話し手と聞き手に共通認識としてあるはずなので、冠詞が「the」となります。(冠詞の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)
(11)「wish」は「hope」と同じで「希望」や「望む」という意味ですが、「wish」は「hope」よりもかなう望みが薄い場合に使うといわれています。この歌詞ではこの2つを同時に使っていて、矛盾しているように思われますが、この歌詞の「wish」は「(私の)願い(名詞)」で神様にするお願いの様なものです。「hope」は動詞で、「I will find that tomorrow will be just the same for you and me. (私は明日が私達にとって同じと分かるでしょう。)」というできそうな事を望んでいます。

(They Long to Be) Close to You

作詞:Hal David(ハル・デヴィッド)
作曲:Burt Freeman Bacharach(バート・バカラック)

Why do birds suddenly appear
Every time you are near? (
1)
Just like me, they long to be (2)
Close to you (3)
 
Why do stars fall down from the sky
Every time you walk by(4)?
Just like me, they long to be,
Close to you
 
On the day that you were born (5)
The angels got together
And decided to create a dream come true (6)
So they sprinkled moondust in your hair
Of gold and starlight in your eyes of blue
 
That is why (7) all the girls in town
Follow you, all around (8)
Just like me, they long to be
Close to you
 
On the day that you were born
The angels got together
And decided to create a dream come true
So they sprinkled moondust in your hair
Of gold and starlight in your eyes of blue
 
That is why all the girls in town
Follow you, all around
Just like me, they long to be
Close to you
 
Just like me, they long to be
Close to you

 

あなたがそばにいるとなぜ
鳥達は突然現れるの?
ただ私みたいにあなたのそばにいたいと
切望しているの

あなたがそばに歩いて来ると
なぜ星達は空から落ちてくるの?
ただ私みたいにあなたのそばにいたいと
切望しているの

あなたが生まれた日
天使達が集まって
夢のようなものを創造しようと決めた
そして天使達はあなたの金の髪に月の砂を散りばめ
あなたの青い目に星明りを散りばめたの

だから街の女の子達はみんな
ずっとあなたの周りをついてくるの
ただ私みたいにあなたのそばにいたいと
切望しているの

あなたが生まれた日
天使達が集まって
夢のようなものを創造しようと決めた
そして天使達はあなたの金の髪に月の砂を散りばめ
あなたの青い目に星明りを散りばめた

だから街の女の子達はみんな
あなたの周りをついてくる
ただ私みたいに、あなたのそばにいたいと
切望しているの

ただ私みたいに、あなたのそばにいたいと
切望しているの

解説

(1)「Why do birds suddenly appear Every time you are near? 」の「Every」の「E」は歌詞の為、頭文字を大文字にして、2つの文節にしていますが、本当は小文字で、この2つは1つの文節で表現できます。
(2)「long」は「長い」という意味以外にも、この様に「切望する」等の意味で、使用されることがあります。「want(~したい)」と同じ様な意味ですが、もっともっと強い気持ちをこの「long」は表します。
(3)題名にもなっている「Close to you」は「あなたのそばに」という意味で、「close」はよく「閉じる」という動詞の意味で使われる単語です。この他に、副詞や形容詞の様に使われて、「そばに」や「近くに」等の意味で使用されます。
ex. His house is close to the station. (彼の家は駅に近い。)
We have a close relationship. (私達は親密な関係にある。)
(4)「 walk by」は「そばを歩く」という意味です。映画の題名になっている「stand by me」の「by」も同じ意味で「側(そば)」を表し、「そばにいて」という様な意味になります。
(5)「On the day that you were born」の「that」は「when」の代わりの関係副詞です。 (関係副詞の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)
(6)「a dream come true」は「Top of the world」の「coming true(現実になる)」の解説にもある様に、熟語で「夢を現実にする」という意味になります。
(7)「That is why…」は「…だからです」という意味です。疑問詞の前に「That is」が付くことに違和感を覚える方もおられると思いますが、ここでは疑問詞ではなく、関係副詞として「Why」を使用しています。会話で何かが証明された時に「why」の後は何もつけずに「That’s why!(だからなんだ!)」とだけ言うことがあります。
他の疑問詞を使う事もよくあり、「That’s what I want! (それが欲しかったんだ!)」や「That’s who he is. (彼はそういう奴だ。)」という様に言う事も良くあります。
(8)「all around」は「そこらじゅうに」や「辺り一面に」という意味に使われますが、この歌詞の中では、「ずっと」という風に訳すのがいいと思います。
この他に、「(ー)ハイフン」を間に付ける事で、「万能の」や「多彩な」という様な意味にも使用され、「万能選手」の事を「an all-around athlete 」と言ったり、色々な才能を持った人に対して「He has all-around ability」と言ったりします。

Rainy Days and Mondays

作詞・作曲:Roger Nichols(ロジャー・ニコルズ)、Paul Williams(ポール・ウィリアムズ)

解説

(1)「talkin’」や「feelin’」とありますが。これは、「talking」や「feeling」を省略した書き(発音の仕)方です。発音の観点から厳密に言うと単に「ing」を省略したもの(発音)ではありませんが、そこまで気にして発音したり、聞き取ったりしている人はいないので、あえて「省略」としていいと思います。
(2)「nothing ever」をここでは「何も~ない」という意味になっています。「ever」は色々な日本語(「今までに」、「いつも」、「絶対に」、「そもそも」など)に置き換える事のできる副詞ですが、日本語の表現としてはあまりイメージし辛いニュアンスです。(「never(決して~ない)」の対義語と思うと1番分かりやすいと思っています。)
ex. Nothing ever goes right with me. (何一つ思い通りにいかない。)
(3)「hang around」は「ぶらぶらする、うろつく、ダラダラする」等という意味を表す慣用句です。似たような慣用句で、「hang out」というものがあり、これは大人同士が「遊ぶ」という時に使います。
(4)「Nothing to do but ~」は慣用句「have nothing to do but 〔except〕 …(…するより他ない)」という慣用句「have」が省略されたもの。また、「have nothing to do」とだけ使う事もあり、暇な時なんかに「I have nothing to do. (何もする事が無いよ。)」と言う事があります。
(5)慣用句である「get me down(滅入らせる)」は使役動詞に近い使われ方で「おろす」という意味にも使われます。
(6)「What I’ve got they used to call the blues」の「what」は疑問詞ではなく関係代名詞です。そのため、この「what」は「事」と訳すため、直訳すると「私が被っている事はブルー(憂鬱)と言われるものだ」となります。(関係代名詞の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)
*「blue」は日本語にもなっているように、「憂鬱な(気持ち)」を表現する色です。「blues」はそれが名詞になったものです。また、「out of blue」で予想外の事を表し、「A bear appeared out of blue. (突然、熊が現れた。)」と言ったりします。
*「white」も日本語のそれと似ていて、良い意味であったり、不健康な捉えられ方をします。ex. 良い嘘を「white lies」と言ったり、顔色が悪い人の事を「His face is white as a sheet. (彼の顔色が優れない)」と言ったりします。
*「red」もあまり良いイメージではなさそうです。英語の場合も、日本語と同様、経済的な「赤字」を意味する言葉でもあります。しかし、日本で紅白がお祝い事を表すように、「red carpet treatment」という英語は特別扱いしてもらうという意味になります。
*「green」は「ねたむ」という気持ちが表されるようで、「Mike is green with envy about his friend’s promotion to manager. 」で「マイクは彼の友人の昇進を嫉んでいる」という意味になります。また、日本語では、「青信号」や「青い芝」と本当は緑の物を「青」と表現しますが英語ではそのまま、「green light」や「green grass」と言います。
(7)「Some kind of」は「何かの、どこかの、ある種の、なんらかの」等という意味を表す慣用句です。
(8)「wind up」は「結ぶ、巻く、終わりにする、たたむ、解散する、結果となる」等、終わりを意味する慣用句です。
(9)「it seems that~」は「~する様に思われる」直訳される構文です。
ex. It seems that he knows the truth. (彼は真実を知っているようだ。)
ちなみに「He seems to know the truth. 」と言い換える事もできます。 
(10)「find the one who loves me」の「who」は典型的な関係代名詞です。
(11)「What I feel has come」の「what」も関係代名詞です。
(関係代名詞の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)

Superstar

作詞・作曲: Leon Russell(レオン・ラッセル)、Bonnie Bramlett(ボニー・ブラムレット)

解説

(1)「fell in love with you」は「あなたと恋に落ちた」という意味で、「fell 」は「fall(落ちる)」の過去形。「fall in love」は「恋に落ちる」という意味の慣用句で、「with」は「~と一緒に」という意味になる前置詞です。
(2)「sad affair」は「悲しいできごと」という意味です。「affair」だけになると「(するべき)仕事、用事、事務、個人的な問題」等という意味になります。この様に、この単語の意味が広いため、色々な慣用句に使われます。
ex. an affair of honor(決闘)、 love affair (情事)、the Watergate affair (ウォーターゲイト事件)、a terrible affair(恐ろしいできごと)
(3)「 can hardly wait」は「待ちれない」という意味で慣用句の様に決まり文句の様な形で使用されます。(「 hardly 」は「ほとんど~でない」や「少しも~ない」という意味で「always」や「often」と同じ副詞です。)
(4)「what to say」も慣用句で「何を言うべきか」という意味。この言葉は慣用表現で、色々な動詞と使われます。
ex. decide what to say(何を言うべきか決める)、 know what to say(何を言うべきか知っている)、 think what to say(何を言うべきか考える)、 wonder what to say (何を言うべきか考える)、figure out what to say(何を言うべきか考え出す)、have no idea what to say(なんと言えば良いか分からない)
(5)「you’d」は「you would」の略です。「would」は「will」の過去形で、「will」は未来の事を表す助動詞です。「未来の過去形」って変な感じがしますが、訳として「~でしょうと~した」と訳すと分かりやすいかと思います。
ex. I thought I would become a singer. (私は自分は歌手になると思っていた。)

Only Yesterday

作詞・作曲:Richard Carpenter(リチャード・カーペンター)、John Bettis(ジョン・ベティス)

After (1) long enough (2) of being alone
Everyone must face (3)
their share of loneliness
In my own time (4) nobody knew
The pain I was goin’ (5) through
And waitin’ (5) was
all my heart could do

Hope was all I had (6)
until you came
Maybe you can’t see
how much you mean (7) to me
You were the dawn (8)
breaking the night (9)
The promise of morning light
Filling the world
surrounding me

When I hold you (10)
Baby, baby,
feels like maybe,
things will be all right
Baby, baby,
your love’s made me
Free as a song,
singin’ forever
Only yesterday
when I was sad, and I was lonely
You showed me the way (11)
to leave the past (12)
and all its tears behind me
Tomorrow maybe even
brighter than today(13)
Since I threw my sadness away
Only yesterday

I have found my home
here in your arms
Nowhere else on earth
I’d really rather be
Life waits for us,
share it with me
The best is about to be
So much is left
for us to see

When I hold you
Baby, baby,
feels like maybe,
things will be all right
Baby, baby,
your love’s made me
Free as a song,
singin’ forever
Only yesterday
when I was sad and I was lonely
You showed me the way
to leave the past
and all its tears behind me
Tomorrow maybe even
brighter than today
Since I threw my sadness away
Only yesterday
長すぎた孤独でいた後で
誰もが、みんな孤独を
分かちあうことに気づくの
私自身の時は、誰も知らなかった
私が経験してきた痛み
待っていることが、
私の心ができる唯一の事だった

あなたが現れるまでは、
希望が私の持っていた全てだった
多分あなたが私にとってどれほど
大切か分からないでしょう
あなたは夜を打ち破る
夜明けだったの
朝日の約束
満たしている
私を包んでいる世界を

あなたを抱きしめている時は
ベイビー、ベイビー、
多分こんな気分なのね
全てうまくいくはずだって
ベイビー、ベイビー
あなたの愛が私を作っているの
歌のように自由で、
永遠に歌っているの
単なる昨日
私が悲しくて孤独だった時は
あなたは私に
過去との別れ方を見せてくれた
そして過去の全ての涙を置いていくわ
明日は多分今日よりもっと
輝かしいはず
私の悲しみを捨て去ってからは
単なる昨日なんだから

ここ、あなたの腕の中に
自分の家を見つけたの
地球上の他のどこにも
ここよりいたい場所なんてないわ
人生が私達を待っている、
私と一緒に分かち合いましょう
最高が、まさにそこにあるのよ
とても沢山残っているわ
私達が見るべきものが

あなたを抱いている時には
ベイビー、ベイビー、
多分こんな気分なのね
全てうまくいくはずだって
ベイビー、ベイビー
あなたの愛が私を作っているの
歌のように自由で、
永遠に歌っているの
単なる昨日よ、
私が悲しくて孤独だった時は
あなたは私に、
過去を離れる道を見せてくれた
そして過去の全ての涙を置いていくわ
明日は多分もっと
今日より輝かしいはずよ
私の悲しみを捨て去ってからは
単なる昨日なんだから

解説

(1)「After」は「~した後に」と訳す前置詞です。 主に時間的に「後」を示す前置詞として、使われる事が多いのですが、接続詞や副詞、形容詞としての使われ方もあります。
ex. We started eating dinner after he arrived. (彼が到着してから、夕食を開始しました。:接続詞)、I will do it after. (後でやります。:副詞) the day after tomorrow(明後日: 形容詞)
(2)「long enough」は「長すぎた」と訳しますが、「enough」は主に形容詞として「enough money(たっぷりのお金)」の様に使われますが、この場合は形容詞を修飾する副詞として使われています。この表現はよく聞くことがあり、「You took a nap enough. (長過ぎるほど十分に昼寝したね。)」という様に使われることもあります。
(3)「must face」の「must」は助動詞で「~しなければならない」や「~に違いない」と訳される事が多い助動詞です。「face」は「顔」という意味で名詞として主に使われる単語ですが、この場合は「直面する」という意味合いで、動詞として使われています。(日本語でも「顔」を表す「面」を使っている事から、何か目の当たりにする事を顔がイメージに入るのは共通しています。)
(4)「In my own time」は「私自身の時間」と直訳できます。「own」は「所有する」や「持つ」という様な意味で動詞として使われる事もありますが、形容詞として「自分自身の」や「独自の」という意味で個人の物である事や、特有のものである事を示す意味で使用されることが多いです。
ex. We should have our own opinion. (私達は自分自身の意見を持つべきです。)
(5)「goin’」や「waitin’」は「going」や「waiting」のを省略した書き(発音の仕)方です。発音の観点から厳密に言うと単に「ing」を省略したもの(発音)ではありませんが、そこまで気にして発音したり、聞き取ったりしている人はいないので、あえて「省略」としていいと思います。
(6)「Hope was all I had」は「Hope was all what I had」という様に「what(関係代名詞)」が隠れていて、「all」を「I had」が説明しています。似たような言い回しで「All S have to do is~(Sは~しさいすればよい)」があります。
ex. All you have to do is studying. (あなたは勉強しさいすれば良い。)
(7)「how much you mean to me」は「私にとってどれほど大切か」という訳にしていますが、この中の「mean」は「意味する」という意味で、直訳すると「私にとってあなたはどれほど意味があるか」と鳴ります。また、それ以外に形容詞として「卑劣な」や「平均の」、名詞として「平均」という意味で使われることがあり、状況によって意味を理解したり、使い分けたりしなくてはいけません。
(8)「dawn」は「down」に似ていますが、意味は全く違い、「夜明け」や「始まり」等という意味です。この単語を使った、私の好きな英語の格言(proverb)に、「It’s always darkest before the dawn. (いつでも夜明け前が一番暗い。)」というものがあります。
(9)「breaking the night」は分詞で「breaking」の前に「which is」が隠れています。つまり、「You were the dawn which is breaking the night 」となるわけです。(詳しくは「英語の文法」の「分詞」をご覧ください。)
(10)「When I hold you」は「あなたを抱きしめている時」と訳し、「when」は「~の時」と訳す事のできる接続詞です。
(11)「You showed me the way ~」は「~の方法を教える」という意味です。直訳すると、「~の方法を見せる」という意味になりますが、「教える」という意味で「show」を使う事があります。
ex. Please show me to the way to the library. (図書館の行き方を教えて下さい。)
(13)「 to leave the past」を「過去との別れ」と訳していますが、「leave」は「去る」や「出発する」、「残す」という意味の他に「ほっておく、捨て去る」という様な意味でも使われます。
ex. leave me alone!(ほっておいてくれ!or1人にしてくれ!)
(12)「Tomorrow maybe even brighter than today」の「~er than …(…より~)」の形の比較級です。(詳しくは「英語の文法」の「比較級」をご覧ください。)

Yesterday once more

作詞:John Bettis(ジョン・ベティス)
作曲:Richard Carpenter(リチャード・カーペンター)

When I was young
I’d listen to the radio
(1)
Waitin’(2) for my favorite songs
When they played I’d sing along
It made me smile (3)
 
Those were such happy times
And not so long ago
How I wondered where they’d gone (4)
But they’re back again
Just like (5) a long-lost friend
All the songs I love so well (6)
 
Every sha-la-la-la
Every wo-wo-wo
Still shines
Every shing-a-ling-a-ling
That they’re starting to sing
So fine
(7)
 
When they get to the part
When he’s breakin’ her heart
It can really make me cry
Just like before
It’s yesterday once more
 
Shooby-do-lang-lang
Shooby-do-lang-lang
 
Lookin’ back on (8) how it was
In years gone by (9)
And the good time that I had
Makes today seem rather sad (10)
So much has changed
 
It was songs of love that
I would sing to then
(11)
And I’d memorize each word (12)
Those old melodies
Still sound so good to me
As they melt the years away
 
Every sha-la-la-la
Every wo-wo-wo
Still shines (all the oldies but goodies)
Every shing-a-ling-a-ling
That they’re starting to sing
So fine
 
All my best memories
Come back clearly to me
Some can even (13) make me cry
Just like before
It’s yesterday once more (14)
 
Shooby-do-lang-lang
 
Every sha-la-la-la
Every wo-wo-wo
Still shines
Every shing-a-ling-a-ling
That they’re starting to sing
So fine
 
Every sha-la-la-la
Every wo-wo-wo
Still shines
Every shing-a-ling-a-ling
That they’re starting to sing
So fine
私が若かった頃
よくラジオを聞いてたわ
お気に入りの曲を待ちながら
曲が流れて、一緒に口ずさむと
私も笑顔になれた
 
とても幸せな時間だったの
そんな昔のことではないけれど
あっという間に過ぎてしまった
でも再び戻ってきたの
長年会っていなかった親友のように
全ての歌を愛してる
 
「シャラララ」とか
「ウォウウォウ」も
まだ輝いてる
どのシンガ・リング・リンで
始まる曲も
とても素敵
 
彼が彼女の心を傷つける
場面に突入すると
つられて私も泣いてしまう
以前のように
まるで昨日が戻ってきたよう
 
シュービ・ドゥ・ラン・ラン♪
シュービ・ドゥ・ラン・ラン♪
 
昔のことや
楽しかった時のことを
振り返ってみると
今日が寂しく思えてくるわ
色んなことが変わった
 
昔歌っていた
愛の歌の歌詞も
一言一句、覚えていた
古いメロディーも
素敵に思える
年月を消していくように
 
シャラララとか
どのウォウウォウも
色褪せずに輝いてる
どのシンガ・リンガ・リンで
始まる曲も
とても素敵
 
最高の思い出が
鮮明に浮かんでくるわ
時おり泣きたい気分になるけれど
昔のように
まるで昨日が戻ってきたよう
 
シュービ・ドゥ・ラン・ラン♪
 
「シャラララ」とか
「ウォウウォウ」も
色褪せずに輝いてる
どのシンガ・リング・リンで
始まる曲も
とても素敵
 
シャラララとか
どのウォウウォウも
色褪せずに輝いてる
どのシンガ・リング・リンで
始まる曲も
とても素敵

解説

(1)「When I was young I’d listen to the radio」の「When」は接続詞で「~の時」と訳します。その為、本当は「young」の後は「,(コンマ)」が付きます。また、「I’d listen」は「I would listen」となり、過去に「聞こうとしていた」という様な、過去に抱いていた「(未来に対しての)意思」が表現されています。
(2)「waitin’」は「waiting」を省略した書き(発音の仕)方です。発音の観点から厳密に言うと単に「ing」を省略したもの(発音)ではありませんが、そこまで気にして発音したり、聞き取ったりしている人はいないので、あえて「省略」としていいと思います。
(3)「It made me smile」の「made(makeの過去形)」は使役動詞なので、直訳すると「それは私を笑顔にさせた」となります。
(4)「How I wondered where they’d gone」は感嘆文なので、直訳すると「それらがどこに行ってしまったのか、どれだけ驚いているでしょう」となります。
(5)「like」は「好き」という意味の動詞ではなく、「~のよう」と訳します。
(6)「All the songs I love so well」の「All the songs」と「 I love so well」の間に「that(かwhich)」が隠れている関係代名詞です。
(7)「Every shing-a-ling-a-ling that they’re starting to sing so fine」の「that」は「sing」と「so fine」の間に「is 」が隠れている関係代名詞です。
(8)「Look back on」で「回想する、振り返る」という意味になる熟語です。
(9)「in years 」は「数年間」という意味で、「go by」は「過ぎ去る」という意味の熟語です。
(10)「The good time that I had makes today seem rather sad」を直訳すると、「良かった日々が今を悲しく見せてしまう」となります。「that」は関係代名詞で「make」使役動詞で「~させる」と訳します。(詳しくは「英語の文法」の「関係代名詞」や「使役動詞」をご覧ください。)
(11)「It was songs of love that I would sing to then」の「that」も典型的な関係代名詞です。
(12)「I’d memorize each word」は「I would memorize each word」を略したもので、「(歌詞の)一語一句を覚えようとしていた」と直訳でき、最初の歌詞同様、過去に抱いていた「意思」が表現されています。
(13)「even」は「~でさえ」や「なお」、「すら」、そして「さらに」等と訳す事のできる言葉で、「平等さ」を表現する単語です。
(14)「once more」は「もう一度」という意味で、「one more time」や「once again」という言い方もあります。

Hurting Each Other

作詞・作曲:Peter Udell(ピーター・ユーデル)、Gary Geld(ゲイリー・ゲルド)

No one in the world
Ever had a love as sweet as (1) my love
For nowhere in the world
Could there be (2) a boy as true as you, love

All my love I give gladly to you
All your love you give gladly to me
Tell me why then, why should it be that?

We go on hurting (3) each other (4)
We go on hurting each other
Making each other cry
Hurting each other
Without ever knowing why

Closer than the leaves
On a weeping willow (5), baby, we are
Closer, dear, are we
Than the simple letters A and B are (6)

All my life I could love only you (7)
All your life you could love only me
Tell me why then, why should it be that?

We go on hurting each other
We go on hurting each other
Making each other cry
Hurting each other
Without ever knowing why

Can’t we stop hurting each other?
Got to (8) stop hurting(9)each other
Making each other cry
Breaking each other’s heart
Tearing each other apart

Can’t we stop hurting each other?
Got to stop hurting each other
Making each other cry
Breaking each other’s heart
Tearing each other apart

Can’t we stop hurting each other?
世界には私の愛ほど甘い愛が
あった人は誰もいない
世界のどこにも
あなたほどの本当の少年がいない、愛

私があなたに喜んで与えるすべての愛
あなたが私に喜んで与えるすべてのあなたの愛
では、なぜ、それがなぜそれなのかを教えて

私たちはお互いを傷つけ続けてしまう
私たちはお互いを傷つけ続けてしまう
お互いを泣かせて
お互いを傷つける
理由なんか決して分からない

葉よりも近い
しだれ柳、私たちは
親愛なる、私達は
単純な文字AとBよりも近い

あなただけを愛することができた私の人生
私だけを愛することができるあなたの人生
なぜ、なぜそうすべきなのか教えて

私たちはお互いを傷つけ続ける
私たちはお互いを傷つけ続ける
お互いを泣かせて
お互いを傷つける
理由がわからない

私たちはお互いを傷つけるのをやめれない?
お互いを傷つけないようにした
お互いを泣かせて
お互いの心を傷つけ
引き裂く

私たちはお互いを傷つけるのをやめれない?
お互いを傷つけないようにした
お互いを泣かせて
お互いの心を壊す
引き裂く

お互いを傷つけるのをやめることれない?

解説

(1)「as sweet as~」は同級の比較である「as…as~」の構文を使用したものなので、「…と同じぐらい甘い」と直訳できます。( 「as…as~」を使った同級の比較の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)
(2)「For nowhere in the world Could there be a boy as true as you(?) 」を直訳すると「世界のどこにあなたほどの本当の少年がいるだろうか?」となります。これは倒置法の原点で「」など否定する言葉を頭に持って来ると、直後の主語(S)と述語(V)が入れ替わります。単に倒置法の決まりとして、それらを入れ替えているだけではなく、その様な文章を作る気持ちとして、「誰もいません(よね?)」という疑問を暗に含ませた、感じを醸し出した文章で、「誰もいない(否定)」という事を強調しているのだと思います。(倒置法の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)
(3)「go on hurting」は「傷つけ続ける」という意味で、「go on ~」は「~し続ける」という意味の熟語です。
(4)「each other」は「互いに」という意味です。日本語で「互いに」という言葉を使うと形容詞を修飾する副詞の様に扱われそうですが(副詞句)、英語ではそのような事は無く、動詞の目的語や前置詞の目的語になる名詞句として扱われます。
ex. We know each other. (私達はお互いを知っている。)
  We talk to each other. (私達はお互いに話し合った。)
  We are busy each other. ×
  We are both busy.〇(私達はお互い忙しい。)
(5)「weeping willow」は中国が原産地の「しだれ柳」の事ですが、「weep」は「泣く」、「willow」は「柳」という意味で、悲しさを表現しているのだと思います。
(6)「Closer, dear, are we than the simple letters A and B are」は倒置法で表現されており、「Closer」が強調されています。倒置法の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)「親愛なる、私達は単純な文字AとBよりも近い」と訳されます。
(7)「All my life」は「死ぬまでずっと」という強い意味が込められています。
(8)「Got to 」「~しなければいけない」という意味で、助動詞「must(~しなければいけない)」と同じ様な意味で使われます。特に口語でよく聞きます。ちなみに、実際の歌もそうですが、発音は「gatta(ガタ)」という感じでなされる事が多いです。
(9)「stop hurting」は「傷つける事を止める」という意味ですが、「stop」の後は動名詞しか置けず、不定詞を使う事はできません。つまり、「stop to~」とはならず「stop ~ing」としかならないという事です。(動名詞や不定詞の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)

We’ve Only Just Begun

作詞:Paul Williams(ポール・ウィリアムズ)
作曲:Roger Nichols(ロジャー・ニコルズ)

We’ve only just begun to live
White lace and promises
A kiss for luck and we’re on our way
(We’ve only begun)

Before the risin’(1) sun, we fly
So many roads to choose
We’ll start out (2) walkin’(1) and learn to run
(And yes, we’ve just begun)

Sharing horizons that are new to us (3)
Watching the signs along the way
Talkin’ it over (4), just the two of us
Workin’ together day to day (5)
Together

And when the evening comes, we smile (6)
So much of life ahead
We’ll find a place where there’s room to grow (7)
(And yes, we’ve just begun)

Sharing horizons that are new to us
Watching the signs along the way
Talkin’ it over, just the two of us
Workin’ together day to day
Together
Together

And when the evening comes, we smile
So much of life ahead
We’ll find a place where there’s room to grow
And yes, we’ve just begun
私達の生活は今まさに始まったばかり
白いレースと約束
幸運を願うキスをして私たちの道に乗る
(私達は始まったばかり)

日の出の前に私達は飛ぶ
選ぶ道はたくさんあり
歩き出すそして走り方を学ぶ
(イエス!私達は始まったばかり)

私達に新しい地平線を共有する
道にある標識を見る
二人だけで相談して
日々 共に勤めていく
一緒に

そして夜が来れば、私達は微笑む
前方にはたくさんの人生が
成長していくための部屋を見つける
(イエス!私達は始まったばかり)

私達は新しい地平線を共有する
道にある標識を見る
二人だけで相談して
日々 共に勤めていく
一緒に
一緒に

そして夜が来れば、私達は微笑む
前方にはたくさんの人生が
成長していくための部屋がある場所を見つ
ける、イエス!私達は始まったばかり

解説

(1)「risin’」は「rising」、そして「walkin’」は「walking」を省略した書き(発音の仕)方です。発音の観点から厳密に言うと単に「ing」を省略したもの(発音)ではありませんが、そこまで気にして発音したり、聞き取ったりしている人はいないので、あえて「省略」としていいと思います。
(2)「start out」は「始める」や「出発する」、「飛び出す」、「取り掛かる」という意味で、ほとん「start」と同じ意味です。「start out」の方がよりカジュアルな漢字でアメリカの英語に多いようです。
(3)「Sharing horizons that are new to us」は「私達に新しい地平線を共有する」と訳し、「that」は関係代名詞です。(関係題名詞の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)
(4)「Talk over」は「相談する」や「議論する」という意味の熟語です。「talk 目的語(O) over」や「talk over 目的語(O)」と目的語が「talk」と「over」の間に来たり「talk over」の後に来たりします。
(5)「day to day」は「日常の」や「その日暮らしの」等と「毎日の1日1日」という様な意味になります。
(6)「when the evening comes, we smile」の「when」は接続詞で「~の時」と訳します。
(7)「We’ll find a place where there’s room to grow」は「(私達は)成長していくための部屋を見つける」と訳し、「where」は関係副詞です。(関係副詞の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)

Merry Christmas Darling

作詞・作曲:Frank Pooler(フランク・プーラー)、Richard Carpenter(リチャード・カーペンター)

Greeting cards have all been sent (1)
The Christmas rush (2) is through (3)
But I still have one wish to make
A special one for you

Merry Christmas, darling
We’re apart (4), that’s true
But I can dream and in my dreams
I’m Christmasing (5) with you

Holidays are joyful
There’s always something new
But every day’s a holiday
When I’m near to you
(6)

The lights on my tree
I wish you could see (7)
I wish it every day

Logs on the fire
Fill me with desire
To see you and to say

That I wish you merry Christmas (merry Christmas, darling)
Happy New Year too
(8)
I’ve just one wish on (9) this Christmas Eve (on this Christmas Eve)
I wish I were with you

Logs on the fire
Fill me with desire
To see you and to say
That I wish you merry Christmas (merry Christmas, darling)
Happy New Year too

I’ve just one wish on this Christmas Eve (on this Christmas Eve)
I wish I were with you
I wish I were with you

(Merry, merry, merry Christmas
Merry Christmas – darling)
グリーティングカードは全部送った
クリスマスの忙しさも過ぎていく
だけどまだお願いが一つあるの
あなたに特別なお願いが一つ

メリークリスマス ダーリン
私たちは離ればなれ それは事実だけど
私は夢を見ることができるの
そこではあなたとクリスマスを過ごしてる

休日は楽しい
いつだって新しいことがある
だけどあなたのそばにいれば
毎日が休日みたい

ツリーに灯した光
あなたに会えたらいいのに
毎日そう願ってる

燃える薪を見ていると
あなたに会って
伝えたい 想いでいっぱいになる
「メリークリスマス

そしてよい新年を」と
このクリスマスイブに私の願いは一つだけ

あなたと一緒にいられたら

暖炉の薪火 炎が私を
あなたのもとへ駆り立て
伝えずにはいられなくさせるよ
「メリークリスマス

そしてよい新年を」

このクリスマスイブに私の願いは一つ
だけ
あなたと一緒にいられたら
あなたと一緒にいられたら

メリークリスマス、メリークリスマス
メリークリスマス、ダーリン

解説

(1)「Greeting cards have all been sent」は「グリーティングカードは全部送った」と訳していますが、直訳は「グリーティングカードは全部送られた」となり、この1つのセンテンスの中に、「現在完了形(have or has +動詞の過去分詞形)」と「受動態(be+動詞の過去分詞形)」が入っています。(現在完了形と受動態の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)
(2)「rush」は「急ぐ」や「突進する」等の動詞としての意味や、「急ぐ事」や「殺到」等の名詞としての意味、そして「急を要する」等、形容詞としての意味になる使われ方があります。この場合は、「忙しさ」と訳す事ができ、名詞としての意味をなしています。
(3)「through」は「~を通り抜けて」と訳す前置詞です(前置詞であれば、名詞の前にこの単語が来ます。ex. He walked through the park.)が、これは「~を過ぎ去る」や「終了する」等と訳す事ができる、形容詞としての用法。
(4)「apart」は「離れて」や「別々に」を意味する前置詞ですが、ここでは形容詞賭しての働きをしています。
(5)「every day’s a holiday When I’m near to you」は「あなたのそばにいれば毎日が休日みたい」と訳していますが、直訳は「私があなたの近くに居る時は、毎日が祝日」となり、「when」は「~する時」や「~の時」と訳す接続詞です。
(6)「I wish you could see」は「あなたに会えたらいいのに」と訳していますが、ここで使われている「」は叶いそうにない願い事をする時に、使われます。(叶いそうな願いは「hope」を使います。)
(7)「Logs on the fire」、「 Fill me with desire 」、「To see you and to say 」、「That I wish you merry Christmas」、そして「 Happy New Year too」はそれぞれ離れて表記されていますが「Logs on the fire fill me with desire to see you and to say that I wish you merry Christmas and Happy New Year too」と1つの文章で、「燃える薪を見ているとあなたに会って、『メリークリスマスそしてよい新年を』と伝えたい想いでいっぱいになる」と訳す事のできる文章になります。
 

Sing

作詞:Frank Pooler(フランク・プーラー)
作曲:Richard Carpenter(リチャード・カーペンター)

解説

(1) [Sing out」は「叫ぶ」や「大声で歌う」という意味になる熟語です。
(2)「Make it simple to last your whole life long」「いつまでも歌い続けられるぐらい簡単に歌おう」と訳す事ができる命令文です。この「make」は単に「作る」と訳す動詞ではなく、使役動詞に近い「~を…にする」という意味になります。
ex. Flowers make a room more cheerful. (花は部屋を明るくします。)
また、「long」は「長い」という形容詞ではなく、「ずっと」や「いつまでも」と訳す、副詞の役割をします。
ex. all day long (一日中ずっと)
(3)「Don’t worry that it’s not good enough for anyone else to hear」は「他の誰かに聞いてもらえるぐらい上手くなくても気にしなくてもい心配しなくていい」と訳す事ができる1つの文節で、「that」は「~ということ」と訳す事ができる接続詞です。
ex. I heard that she is moving to China. (彼女が中国に行くと聞いた。)
(4)「Sing of love that could be」の「that」は関係代名詞で「できるだけの愛を歌おう」と訳す事ができます。(関係題名詞の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)

I Need To Be in Love

作詞・作曲:Richard Carpenter(リチャード・カーペンター)、John Bettis(ジョン・ベティス)、Albert Hammond(アルバート・ハモンド)

The hardest thing I’ve ever done is keep believing
There’s someone in this crazy world for me (1)
The way that people come and go through temporary lives
My chance could come and I might never know(2)

 
I used to say (3) “No promises, let’s keep it simple”
But freedom only helps you say goodbye

It took a while (4) for me to learn that nothing comes for free
The price I paid is high enough for me (5)
 
I know I need to be in love (6)
I know I’ve wasted too much time (7)
I know I ask (8) perfection of a quite (9) imperfect world
And fool enough (10) to think that’s what I’ll find
 
So here I am with pockets full of(11) good intentions(12)
But none of them will comfort me tonight
I’m wide awake(13) at 4 a.m.(14) without a friend in sight
I’m hanging on(15) a hope but I’m all right
 
I know I need to be in love
I know I’ve wasted too much time
I know I ask perfection of a quite imperfect world
And fool enough to think that’s what I’ll find
信じつづけるというのは最もむずかしい

この狂った世の中にも私の運命の人がいるという事
はかない人生の中で人々は出会い、そして別れていく
私にも機会が訪れるかもしれないし、それに気づかないかもしれない
 
「約束事はなし、シンプルにいきましょう」と言ってきた私
でも自由はあなたに「さよなら」を言いやすくするだけ
無償で得られるものはないと学んだのは暫く経ってから
その代償は私にとって大きなものとなってしまった
 必要なのは恋をするという事を私は知ってる
 多くの時間を無駄にした事を私は知ってる
 このかなり不完全な世界に完璧を求めてきた事を私は知ってる
そして十分愚かで、いつかそれらを見つけるだろうと私は思ってる
 
そう今の私のポケットにはたくさんの好意が詰まってる
でもそれらも今夜は私を満たしてくれない
午前4時まで寝付けなくても周りにひとりの友人もいない
ひとつの希望にしがみついてる私、だけど大丈夫
 
必要なのは恋をするという事を私は知ってる
 多くの時間を無駄にした事を私は知ってる
 このかなり不完全な世界に完璧を求めてきた事を私は知ってる
そして愚かだけど、いつかそれらを見つけるだろうと私は思ってる

解説

(1)「The hardest thing I’ve ever done is keep believing There’s someone in this crazy world for me」は2つのセンテンスで書かれています。その為、「信じつづけるというのは最もむずかしい・この狂った世の中にも私の運命の人がいるという事」としていますが、これをひとつの文(センテンス)とすると、「The hardest thing I’ve ever done is keep believing that there’s someone in this crazy world for me」となります。(「believing」と「there’s」の間に「 that」が入ります。)そして、訳は「この狂った世界にも私の運命の人がいるという事は最も信じ続けるのが難しい」となり日本語訳としても分かりやすくなります。
また、「The hardest …」は「hard」の最上級の形です。そして、「I’ve ever done」は「I have ever done」の略で現在完了形です。(最上級⦅比較⦆と現在完了形の詳しい解説は「英語の文法」をご参照ください。)
*「keep ~ing」は「~し続ける」という意味。
(2)「The way that people come and go through temporary lives・My chance could come and I might never know 」も2つのセンテンスになっており、日本語訳も「はかない人生の中で人々は出会い、そして別れていく・私にも出会いが訪れるかもしれないし、それに気づかないかもしれない」としていますが、実際は、1つの文(センテンス)で「 The way that people come and go through temporary lives, my chance could come and I might never know」となり、日本語訳も「人々は出会いと別れがあるはかない人生の(途)中で私にも出会いが訪れるかもしれないし、それに気づかないかもしれない」となります。
*「temporary」は「一時的な」や「はかない」という意味。
(3)「used to ~」は「以前はよく~したものだった」という意味になる熟語で、「used to say」は「よく言ていた」という意味になります。
(4)「It took a while」は「少し時間がかかった」という意味で「It takes a while (少し時間がかかる)」という慣用句の過去形です。
(5)「The price I paid is high enough for me」は「The price」と「I」の間に「that」が省略されている関係代名詞です。
*「~enough」は「十分に~」と訳します。なので、strong enoughだったら、「十分に強い」という意味ですし、smart enoughであれば、「十分に賢い」という意味です。
(6)「be in love」は「恋の中にいる」と直訳でき、「恋をする」という意味になります。
(7)「I’ve wasted too much time」「沢山の時間を無駄にしてきた」という意味になり、現在完了形になる文章です。
(8)「ask」は「訊ねる」という意味ですが、この文脈では「求めてきた」と訳すのが自然です。
(9)「a quite」は「全くの」や「かなり」という意味で、「a quite imperfect world」で「かなり不完全な世界」や「全く完全でない世界」という意味になります。
(10)「fool enough」は先ほどの「~enough」と同じ要領で「十分愚か」と訳します。
(11)「full of~」は「~だらけ」や「~でいっぱいの」という意味です。
(12)「intention」は「目的」や「意図」等という意味で、「good intention」で「好意」としています。
(13)「wide awake」は「すっかり目覚めた」という意味ですが、ここでは「at 4 a.m.」が後に続いているので「寝付けない」と訳しています。
(14)「at 4 a.m.」時間を表す時の前置詞は「at」。日を表す時の前置詞は「on」(ex. on Sunday)、そして月や年を表す時は「in」(ex. in may、in 1973)になります。また、a.m.はante(前)meridiem(正午)の略称でp.m.はpost(後)meridiem(正午)の略称です。
(15)「hanging on」は「しがみつく」と訳す事ができます。この他、「(電話を)切らないでおく」や「がんばれ」という意味で使う事もあります。

まとめ

 カーペンターズの歌に限った事ではありませんが、私達にとって聞き慣れた歌には学校で習う英語の要素がある文章が、沢山ちりばめられています。英語の歌を楽しく覚えるだけでも、自然と勉強になると思います。

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